【日本料理ぜん(にほんりょうり ぜん)】心揺さぶる世界観。王道なのに普通じゃない!心が満ちる日本料理店

2022年6月に幟町にオープンした日本料理店。

店主お一人で、夜のコース料理のみの営業です。とても丁寧なお料理と、奇を衒わない日本料理が味わえます。

器にもこだわっていて、全国各地の焼き物や、現代作家のものまで幅広く楽しませていただけます。

店主本人も「宮島ろくろ」で木の器を作る作家の活動もしていて、コースの中でも自身の器が使われています。

また、店内で一際目を引く大きな一本木のカウンターも、店主自らが磨いて仕上げたもの。カウンターが生きる空間づくりをされています。

料理、空間、器すめてにセンスのひかる新店。

大阪で経験を積間れていて、SNSでは大阪の頃からのファンの方もたくさん。

来客、接待にもお勧め。前日までの要予約です。

目次

口コミをみる

スタッフ訪問レビュー

2022/7/12

新しくオープンした日本料理店。1週間ほど前に予約をして18時30分にお店に伺いました。

お店は大きなカウンター8席。カウンターは店主自らが仕上げたそう!

お一人で全て切り盛りされているため、8人満席にすることはほとんどなく、1日2〜3組限定で、丁寧に提供されています。

キッチンの上には、キリコやグラスが飾られ、キッチン台にはご自身が作られた「宮島ろくろ」の木の器。

器にこだわったお店で、店主本人も宮島ろくろ作家としても活動されています。

一品目は、白胡麻豆腐。お料理が引き立つ鮮やかな色絵の器に、濃厚な胡麻の香りが濃厚で、薄くひかれたお出汁もとっても美味しい。

続いて、店主自らが作った木の器に盛られた先付け。細やなお料理!京都の料亭のような飾り切りもほどこされていて、一品一品がとっても丁寧です。

蓮根の食感と、皮を剥いたトマトの美味しさが特に印象的でした。トマトは、湯むきをした味わいでは納得いかず、包丁で皮を剥く方法をとられているそう。

腕ものは山葵の蒔絵が綺麗な塗りです。見返しにはワサビとフグの蒔絵。吉祥とされている絵画です。

鱧と、若とうもろこしの吸い物。お出汁の味わいが優しくて沁みます。

向付はお刺身。こちらもイカの飾り包丁をはじめ、とにかく仕立てが丁寧!まったりとしたイカの食感が楽しめました。

器は現代作家さんのもので、釉薬の流れが涼やかな作品です。

狩留家茄子の鯛味噌田楽。広島県のブランド茄子、狩留家茄子のぎゅっと詰まった果肉感がたまらない!器もぽってりと厚みと表情のある信楽焼。

茶碗蒸しは織部焼。ラタンの茶托が夏らしく涼やかです。3種のチーズの入った茶碗蒸し。ちょっとした変化球で楽しめました。

鮎の塩焼き。清流のような表情の豊かな器に盛られていて、見ていてとても美しい!!

和牛のしゃぶしゃぶ。まろやかな酸味とお出汁の効いた自家製ポン酢がすっきりとした味わい。器は萩焼の鉢。

広島県では馴染みの深いメバルを煮付けで。1匹丸々いただけてとっても嬉しい!塩味と甘味の塩梅がちょうどよくて、驚くほど身がふっくらプリプリ!

付け合わせはデストロイヤーという甘味の強いじゃがいもです。

お食事でも広島県らしい、田舎味噌(麦味噌)を使ったあおさのお味噌汁と、土鍋で炊き上げたツヤツヤのご飯。自家製の糠漬け、自家製のちりめん山椒もついていて、最後まで大満足です。

甘味は抹茶アイスにほっくりと炊き上げられたあんこ。あがりのほうじ茶とも相性抜群でした。

県民はもちろん、他県からの来客や観光の方にも是非食べていただきたい、瀬戸内料理も詰まった内容と、全国の素敵な器、まっすぐな日本料理。

男性の方でもしっかりとお腹も満たせる内容です。

改めて広島で味わう日本料理の楽しさを感じさせてもらえました。季節ごとに通いたい素敵なお店です。